忘れそうなのでここにメモしておこうと思うんだ。
- 内容
- Mozila Firefoxに保存されてあるパスワードをGoogle Chromeにインポートすると、古いパスワードデータがインポートされる。
※ インポート方法は他のブラウザの設定をインポートするを参照 - 原因
- Google ChromeがMozila Firefoxの古いパスワードデータ保存ファイルを参照していた。
調べてみたら、Firefoxが31.0から32.0へのバージョンアップで、パスワードデータ保存ファイルが変更されていたようです。
・Firefox 31.0以前のファイル:signons.sqlite
・Firefox 32.0以降のファイル:logins.json
暗号キーファイルはともにkey3.dbのままのようです。
※ 参考:firefox32から更新すると保存していたパスワードが消えてしまいます。
現在のChrome 40.0.2214.111 mはFirefoxのパスワードをインポートする際、signons.sqliteを参照しているので、今回の問題が起きてしまうようです。
ですのでクリーンインストールしたFirefox 32.0(もしくはそれ以降のバージョンのFirefox)からパスワード移行を行うと、signons.sqliteが作成されていないので、Chrome側の保存パスワードリストは空のままになります。 - 対策
- Firefoxを31.0にダウングレードする。
Chromeのバージョンアップで、参照先パスワードデータ保存ファイルがsignons.sqliteからlogins.jsonへ変更されるまでは、対策はこれしか無さそうです。
ダウングレード方法は自分で調べてね!
ちなみに私は一回だけ同期させたかったので、Firefox Portableの旧バージョンでFirefox Syncを利用してパスワードデータを同期、作成されたsignons.sqliteをプロファイルフォルダ内に保存してパスワード移行させました。
暗号キーファイルのkey3.dbはそのままコピペすると上書きになり戻せなくなるので、key3.dbだけバックアップして移行後もとに戻しました。
FirefoxからChromeに乗り換えたいけどパスワードデータが移行出来ない! という人は試してみてくだされ。
・・・、え、ブラウザにパスワードを保存するのはセキュリティ的に危険だからやめておけ、だって?
入力が面倒なんです、許して。
※ 2015年2月25日 追記
忘れそうなのでFirefox Portableの旧バージョンがダウンロード出来るページをメモっておく。
http://sourceforge.net/projects/portableapps/files/
